ブログ記事詳細 | 福岡の賃貸・お部屋探しはトーマスリビング

「2月、3月の繁忙期に借り手がつかなかった賃貸は何か原因があるんじゃないの？」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
実際に好立地の物件は早い時期に決まってしまう事も少なくはありません。
繁忙期にもそういった物件から決まっていってしまいます。

ただ、すべてのいい物件が埋まってしまっているかというと、そういう事ではありません。少子化や不景気のあおりもあり、賃貸の空室率は年々増加しているのです。
実際に「平成25年住宅・土地統計調査結果」（総務省統計局）によると、全国の賃貸住宅の空室率は18.8%という数値が出ており、条件がいい物件でも満室にならず4月以降でも入居できたりします。

また、以前住んでいた人の退去が3月末となった場合、清掃やクリーニングが繁忙期に間に合わず、4月に募集開始されるというケースも多くあります。
この場合は転勤などが多い為、カップル・ファミリー向けの物件が多い為、ご家族で引っ越しを考えられる場合は4月上旬は意外とおススメです。

不動産屋も繁忙期が終わり落ち着いており、様々な相談に乗ってくれるため、腰を据えてお部屋探しを行う事が可能です。
大家さんも空室よりも誰かが入居してくれている方がいいので家賃交渉にも応じてくれる可能性が高く、4月、5月のお部屋探しは物件の数を除けば実はメリットが多いのです。

メリット

・引越し費用を抑えやすい
2月、3月は不動産屋が繁忙期なのですが、それとあわせて引っ越し業者も繁忙期なのです。
どうしても期間内に引っ越しを行わないといけない方が多く、そのためには多額の費用を出す方も多い為、引っ越し費用が高騰してしまいます。
家族4人の引っ越し費用だけで30万円かかったという話もあります。
その点、4月、5月は落ち着いてる為、引っ越し費用を繁忙期の半額ぐらいまで抑えられることもあります。

・急がずにじっくり物件を決める事ができる
4月上旬は繁忙期より少ないですが、物件の選択肢も増えるため比較的選びやすい時期になります。

また、すぐに決まってしまう事も少ない為、じっくりと物件を選ぶことができます。

・新生活もスムーズに始められる
4月、5月の引越しは、3月中に慌ただしく引越すより新生活をスムーズに始める事が可能です。

繁忙期のピークである3月中旬～下旬に引越すと、公共機関での住所変更や手続きに多くの時間を取られる事が多くあります。

4月になってからであれば、ピーク時ほど混雑に巻き込まれなくて済みます。
引越し作業や各種の手続きを効率よく終えられる為。4月、5月の引越しは新生活をスムーズに始める事が可能です。

デメリット

・繁忙期に比べると賃貸物件が少ない
どうしても繁忙期に比べると物件数は少なくなってしまう事はデメリットとしてはあるでしょう。

ただ希望の間取りで条件のいい物件は残ってる事もありますし、気に入った物件で他にも見てみたい場合は「保留」を頼めることもあります。

4月、5月の部屋探しはメリットの方が多い為、おススメですが注意する事もあります。

・気になる賃貸物件は早めに内見を
ライバルも少ない為、繁忙期のようにその日に決まってしまうという事は少ないですが、物件数も少ない為、検討しすぎてしまうと決まってしまう事も…自分が気になっているお部屋は必ず他の人も気になっていると考え、気になる部屋は早めに内見を行うようにしましょう。

・5月を逃すと秋頃までいい賃貸物件が見つかりにくい
繁忙期は2月～3月ごろと9～10月ごろで、条件が良い賃貸物件は繁忙期に合わせて公開される事が多くあります。

掘り出し物件が残っているうちに決めてしまわないと、納得して引っ越せる機会が無くなってしまいます。