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まず３人家族（夫婦+子供1人）の最適な住居の広さはどれぐらいでしょうか？
国土交通省の「住生活基本計画における居住面積水準」を参考に見ていきたいと思います。

子供の年齢によって最適な広さが違う

子供は成長していく為、大きくなればなるほど最適な面積が変わります。
また、国土交通省の面積水準には2つの水準があります。

・最低居住面積水準：健康で文化的な生活を送るうえで最低限必要な広さ
・誘導居住面積水準：多様なライフスタイルを想定したときに必要な広さ

子供の年齢と上記の2つの生活水準に当てはめて最適な広さの基準を見ていきましょう。
※今回は賃貸の話となるので誘導居住水準は都市居住型を参照していきます。

【参照】
住生活基本計画における居住面積水準
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000012t0i-att/2r98520000012t75.pdf

５歳以下のお子様がいる家庭

・最低居住面積水準：３５㎡
・誘導居住面積水準：６５㎡

５歳以上のお子様がいる家庭

・最低居住面積水準：４０㎡
・誘導居住面積水準：７５㎡

いかがでしょうか？
住居の広さ的には最低居住面積水準は１LDK～2DKの広さ、誘導居住面積水準は2LDK～4LDKの広さとなります。

福岡の家賃相場

では部屋のタイプ別に福岡の大まかな家賃相場を見ていきましょう。

１LDK/２K/２DK
最低居住面積水準の広さとなります。
福岡市：５.１万～７.２万円
北九州市：５.０万～５.８万円
その他地域：４.０万～５.０万円

２LDK/３K/３DK
誘導居住面積水準の広さとなります。
福岡市：６.４万～９.５万円
北九州市：５.８万～７.２万円
その他地域：４.９万～６.６万円

３LDK/４K～
誘導居住面積水準～それ以上の広さとなります。
福岡市：７.６万～１１.６万円
北九州市：６.６万～８.５万円
その他地域：５.２万～７.６万円

福岡市、北九州市はその他の地域と比べるとやはり割高になります。

小さな子どもや赤ちゃんがいる場合、最優先となるのが子どもや赤ちゃんの安全となります。
小さな子どもや赤ちゃんが安全に過ごせて、親が安心していられる、さらに親子のストレスが少ない間取りが、快適に過ごせる物件となります。

子どもに目が届く間取り
対面キッチンなら台所仕事をしながらでも、子どもの様子を見守ることができます。
さらにリビングと引き戸で仕切られた部屋があれば、リビングと隣室を一体化した空間として利用できて子どもを見守りやすいです。

和室がある間取り
小さな子どもや赤ちゃんは室内でもよく転んでしまいます。
畳はクッションの役割も果たすため、転んだ時の衝撃を吸収するので、子どもの遊び場としてちょうどよい場所になります。そのまま寝転んでも大丈夫な畳は、お昼寝やおむつ替えの場所としても最適です。リビングに隣接した和室のある間取りは子育て家族に人気があります。

キッズコーナーを確保できる間取り
子どもが一人でも安全に遊べる場所があると安心です。
広いリビングのある間取りなら、リビングの一角にキッズコーナーを作ることも可能です。2LDK以上の間取りでは、子ども部屋を確保することもできますが、子どもが目の届かないところに行かないように注意しましょう。

お風呂は広め
子どもと一緒にお風呂に入るときは、脱衣所・洗い場・浴槽ともに少し広めの方が動きやすく、快適です。親子で気持ちよくリラックスタイムを過ごし、日々の疲れを洗い流しましょう。

防音性の高い物件
子どもとの生活では、子どもの泣き声や叫び声、駆けまわる足音、物を床に置く音など、さまざまな生活音が出てしまいます。。
できるだけ隣戸に音が伝わらないようにするために、防音性が高い鉄筋コンクリート造（RC造）や鉄骨鉄筋コンクリート造（SRC造）などの物件がおすすめです。

木造や軽量鉄骨で造られた物件は音が伝わりやすいので、床に防音マットを敷いたり、隣戸と接する壁側に収納ボックスを置いたりすると防音対策となりご近所トラブルも防ぐことが可能です。