昭和の時代はいたるところで吸えていたたばこ。健康志向の昨今では喫煙スペースも少なくなり、喫煙スペースを探すか自宅に帰るまで我慢しなければなりませんね。
自宅では我慢せずにたばこを吸いたいと考えている人は多いでしょう。
今回は賃貸物件でたばこを吸っていいのか?また吸った時の現状回復、汚さない為の注意点を記事にしました。愛煙家の皆様はぜひご覧くださいね。
賃貸物件でタバコを吸うと、原状回復費用が請求される?
1.賃貸物件ってたばこ吸っていいの?
結論から申し上げますと、賃貸物件での喫煙は可能です。
ただ注意しなければならない事はいくつかあります。
【自宅で喫煙する際の注意点】
・においや健康被害による近隣トラブル
・部屋の汚れ
・火事や賃貸設備の焦げ付き
そんなの当たり前じゃんと思い方もいらっしゃると思いますが、吸わない方に比べて上記の可能性が高い為、気を付ける必要があります。
2.たばこで部屋が汚る原因と原状回復費用
部屋の中でたばこを吸うと、いつの間にかカーテンや壁、天井の色が変わってしまったり、匂いが染みついてしまったりという悪影響を及ぼします。
汚れをそのままにしていると退去時に高額な費用を請求される事もあります。
汚れや臭いの原因はたばこの煙に含まれるタール
汚れや臭いの原因は、たばこの燃えるときに発生するタールという物質が原因となります。タールは独特の強い臭いが特徴で、煙に乗って部屋全体に充満すると、壁紙やカーテン、家具など、至る所に臭いがついてしまいます。
タールの色は黒褐色で、着色する特徴があるため、喫煙を続けることでカーテンや壁に蓄積されていき、次第に黄色や茶色に変色してしまいます。
タールによる部屋の汚れを放置するとどうなる?
タールは粘着性のある油性の汚れとなります。
そのため、部屋の壁や天井に一度ついてしまうと、普通の掃除を行っても簡単には取れないやっかいな汚れとなります。
壁のたばこによる汚れは少しずつ蓄積されるため、数日の喫煙では目に見える変化は感じられませんが、時間が経つにつれ、壁紙が黄ばんでいってしまいます。
部屋の壁紙がたばこの汚れでくすんでしまうと部屋がくすんだ印象になってしまいます。また、タール汚れがついた壁紙はベタベタします。
空気中のほこりやカビが付着しやすい状態の為、壁紙の劣化や酷い時には中の壁材が傷んでしまったりすることもあり補修費用がかかってしまう場合もあります。
賃貸物件の場合は原状回復費用を請求される可能性がある
賃貸物件の場合、退去の際は部屋を借りたときと同じ状態で返さなければなりません。
壁や天井の汚れは、早いうちに対処していれば問題なかった汚れとみなされ、経年劣化とはみなされず、故意や過失によるものと判断される可能性が高くなり、修繕費を請求されることとなるかもしれません。
部屋の広さ、形状などによっても差があるため一概には言えませんが、換気扇や照明などに付着したヤニ汚れのクリーニング代や天井、壁の壁紙張り替え費用など、汚れを放置してしまうと数十万単位の請求となることもある為、賃貸物件でたばこの汚れは放置せずに掃除を行うようにしましょう。
3.掃除でたばこの汚れを綺麗にすることはできる?
原状回復費用が掛かると知りつつ室内で喫煙をした場合、壁についたたばこの汚れは取ることができるのでしょうか?
たばこの汚れを落とす際に使う道具や洗剤での掃除方法をご説明します。
掃除の際に使う道具
・アルカリ性の洗剤
ヤニ汚れは酸性ですので、アルカリ性の洗剤が有効となります。
アルカリ性の洗剤は重曹やセスキ炭酸ソーダや塩素系漂白剤などがあります。
・スプレーボトル
洗剤を吹き付けるためのスプレーボトルとなります。
・ゴム手袋
手が荒れやすい方はゴム手袋を装着し、作業を行うようにしましょう。
・雑巾やスポンジ
タールの汚れを拭き取ったり、こすり落としたりする際に使用します。
掃除方法
たばこの汚れを落とす前に、ホコリや目に見える汚れを取っておきます。
一通り取り終わったら、汚れている箇所にアルカリ性の洗剤を吹きかけます。
洗剤を吹きかけた箇所をぞうきんやスポンジ、ブラシなどで軽くこすって汚れを落とします。あまり強くこすりすぎると壁紙を傷つけてしまったり、はがれてしまったりする恐れがあるため、こすりすぎないように注意しましょう。
また洗剤を吹きかけたあと、汚れが浮き出すことがありますので、その際は汚れが下に落ちないようにすぐにふき取るようにしましょう。
一通りそうじが終わりましたら、水拭きで汚れと洗剤をふき取ります。
またシミやカビの発生を防ぐため、最後に乾いたぞうきんやタオルで壁紙を拭いて余分な水分を取っておくようにしましょう。
4.たばこで部屋を汚さない為の注意点
室内でたばこを吸うと、いくら気を付けても汚れを完全になくすことはできません。
禁煙する事が一番部屋を綺麗に保つことができるのですが、愛煙者の方からするといきなり禁煙する事も難しいでしょう。
そういった場合は下記の方法を行う事で汚れを減らす事ができます。
・電子たばこ、加熱式たばこに変える
紙巻きたばこではなく、電子たばこや加熱式たばこであれば、タールが少ない、含まれないものもある為、壁紙が汚れにくくなります。
室内で吸うのであれば、電子たばこや加熱式たばこに変更するのも一つの手です。
・屋外で喫煙する
ベランダや玄関で喫煙をすれば、部屋の中は汚れませんが、屋外で喫煙する際は近隣住民からニオイや副流煙のクレームが上がる可能性もあるので注意が必要です。
・換気扇の下で喫煙
副流煙をすぐに吸い取る換気扇下も有効な場所であるといえます。
そうじの際は換気扇をしっかりと洗うようにしましょう。
いかがだったでしょうか?
今回はたばこに関する記事を書かせていただきました。
毎日のライフスタイルにかかわる事ですので、もし室内でたばこを吸いたい方は掃除の仕方などぜひ参考にしてくださいね。
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