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【契約の際にかかる初期費用】
賃貸物件を契約する時、まず「初期費用」というものが必要になります。初期費用は一般的に家賃の５、6ヶ月分の費用がかかります。初期費用の内訳は次の通りです。

①敷金・・・家賃の1〜2ヶ月分
敷金は賃貸物件を借りる際に大家さんに保証金として預けておくお金です。家賃を滞納したときや、退去の際の原状回復費として使用され、残った分は返金されます。

②礼金・・・家賃の1〜2ヶ月分
大家さんへのお礼金として支払うもので、基本的に返金されません。

③仲介手数料・・・家賃の0.5ヶ月分〜1ヶ月分
物件を借りる際に大家さんと直接契約していない限り、仲介をしてくれた不動産会社などに支払う手数料のことです。

④前家賃・・・家賃1ヶ月分
契約時、翌月分の家賃1ヶ月分を前払いします。月の途中から入居する場合は日割り計算で支払うこととなります。

⑤火災保険

火災などの災害で、家財や部屋が損害を受けた際に保証してくれる保険です。基本的に入居の契約時に加入します。2年分で1〜2万円程度です。

⑥鍵交換費

前の入居者が使用していた鍵を交換し、新しい鍵にするための費用です。防犯のためにもかえておいた方が安心です。相場は15,000円ほどです。

【引っ越し費用】
引っ越し業者を利用する場合、その費用がかかります。単身の引っ越しの場合は3〜10万円と、時期や距離、荷物の量などで、異なってきます。引っ越し業者の繁忙期は3〜4月です。引っ越し業者を利用する際には何社か見積もりをとってみましょう。

【家具・家電の購入費】
生活を始めるためには家具や家電が必要です。

まずは生活を送る場合に必要な家電にかかる費用の目安です。

冷蔵庫・・・30,000円〜
洗濯機・・・30,000円〜
炊飯器・・・5,000円〜
エアコン・・・50,000円〜
テレビ・・・20,000円〜
電子レンジ・・・10,000円〜
掃除機・・・5,000円〜
照明・・・5,000円〜

それぞれ必要なものは異なりますが、15万円程度が目安となります。

次に必要な家具にかかる費用の目安です。

テーブル・・・10,000円〜
ベッド・・・10,000円〜
布団・・・5,000円〜
カーテン・・・3,000円〜

家具は家電よりも人によって必要なものが異なると思いますが、基本的な物を考えると、5万円程度を目安に考えておきましょう。
 

まず一人暮らしを始めるための費用がわかったところで、次は生活していくための費用を考えてみましょう。

政府統計ポータルサイト[e-Stat]の家計調査によると、2023年の単身世帯の家計収支の平均は次のようになっています。

食費（外食費を含む）・・・41,009円
高熱費/水道費・・・14,819円
被服費・・・4,182円
保健医療費・・・8,218円
交通費/通信費・・・22,665円

となっております。他にも美容費などの雑費や交際費などもかかってきます。こちらも平均的な生活費ですので目安として考えてください。つまりこれらの生活費と家賃が毎月かかってくる必要な金額となってきます。