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そもそもリノベーションってよく聞くけど何？という方も多いとは思います。
リノベーションとは、大規模な工事によって、既存の建物の性能や付加価値を高める事を言います。

建物の法定耐用年数は木造だと22年、鉄骨鉄筋コンクリートは47年とかなり長く、20年もたつと間取りの流行やトレンドもガラリと変わる事もしばしば…そういった古くなってしまった物件を現代のライフスタイルに合わせた間取りに変える、耐震性能を向上させるといったことを行う事をリノベーションと言います。

リノベーションでも骨組みの状態まで戻して行う事をフルリノベーションと言い、フルリノベーションは間取りの変更や、水まわりの位置の変更等ができ、内装が一新される為、築年数が経過しても新築のような住まいになります。

部分リノベーションとは一部分を改修するものでリビングのみや水まわりだけといった一部を改修するリノベーションとなります。

また、似た文言でリフォーム済み物件もよく賃貸情報に記載がありますよね。
リノベーションとリフォームに明確な分け方はありませんが、比較的小規模な工事により壊れた箇所や汚れた箇所を元に戻す事をリフォームと呼ばれることが多いです。

新築よりも安価で入居ができるリノベーション物件のメリットとデメリットをまとめてみました。

メリット

・室内は新築同様にキレイ
外観デザインはなかなか変更する事が難しいですが、室内は新築のようにキレイになっている事が多いです。
また、最新のライフスタイルに合わせたリノベーションがされている事が多い為住みやすい間取りとなっている事が多いです。

・相場より家賃がリーズナブル
同じエリアの新築・築浅物件よりも安い家賃で借りる事ができる事が多いです。
室内が新築同様でも築年数が経過していると家賃は下がりやすい為、お得に借りる事ができる事が多いです。
住みたいエリアがあるけど家賃が高い等の悩みがある方はリノベーション物件を検討する事で悩みが解消されるかもしれません。

・デザイン性がいい
リノベーション賃貸物件は古くなって借り手がいなくなった物件に対し、付加価値をつけるためにリノベーションを行っている為、外観は古くても内装は最新のデザインになっている事が多く、中にはデザイナーズマンション顔負けのおしゃれな内装が施されている事もあります。

・最新機能が備わっていることも
古い物件で気になるのはトイレや浴槽等の水まわりですが、リノベーション物件の場合は最新モデルが使われている事もあります。

デメリット

・旧耐震基準物件の可能性がある
1981年以前に建築確認を受けた建物は現在の耐震基準を満たしていない可能性があります。新耐震基準では震度6から7の地震で倒壊・崩壊しない事が基準で定められていますが、旧耐震基準では震度5で倒壊しないとなっている為、古い物件を検討する際は耐震補強工事等が施されているかなどを確認するようにしましょう。

・水まわりでトラブルがあるかも？
リノベーション物件を検討する際は、キッチンやバスルームなどの水まわり設備が問題なく使用できるか注意しましょう。トイレやお風呂などがきれいなものに変えられていたとしても、排水管が交換されていないケースがあることもあります。
不動産会社に事前にしっかり確認するようにしましょう。

・電気容量が少ない場合がある
古い物件だと電気容量が少ない場合があります。
1人暮らし物件の場合、「20A」または「30A」契約になっている場合がほとんど。築年数が古いマンションでは、電気の契約容量が20Aであることも多いです。
希望のアンペア数に変更ができるか事前に確認を行うようにしましょう。

リノベーション物件は古い物件の為、見えない部分にダメージがある事がある為、内見等を確認する際に見えない部分を不動産屋さんに確認するなどしっかりと納得してから物件を借りるようにしましょう。特に下記の部分を確認して素敵な物件に出会えるようにしましょう。

・水道や下水の様子を実際に流して確認をする

・防音性を現地で確認を行う
 

・耐震基準が新基準か旧基準か確認を行う
 

・電気のアンペア数・変更可能かどうかの確認を行う