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・管理会社や大家さんから電話かメール、書面等で連絡がくる
賃貸契約の場合、家賃は毎月決められた日までに支払いをしなければなりません。しかし、もし何らかの事情があって家賃を滞納してしまった場合、まずは管理会社か大家さんから、電話もしくはメールや書面などで、家賃の支払いをするように連絡があります。口座に残高が足りなくて引き落とされなかった、忘れていた場合にはこの時点で説明をしてすぐに支払えば大丈夫です。しかし、家賃を滞納した場合には、「延滞損害金」を請求される可能性があります。数日遅れるくらいでしたら、数百円ですが、滞納期間が長くなるとどんどん膨らんでいきますので、忘れていただけならば、できるだけ早く支払いましょう。また電話は安否確認も含めていますので、必ず対応しましょう。

・内容証明郵便が届き連帯保証人に連絡がいく
それでも家賃の滞納が続く場合、内容証明郵便で督促状が届きます。電話やメール、さらに督促状までも無視するようなことを行えば、連帯保証人に連絡がいくことになります。内容証明郵便が届く前に、連帯保証人に連絡がいく場合もあります。

・明け渡し訴訟を起こされ、強制退去される
そして契約者からも連帯保証人からも家賃が支払われない場合は、明け渡し請求を出される可能性があります。その後裁判が行われ、貸主側が明け渡し請求を認められた後、最悪の場合、強制退去を命じられてしまいます。そうなると住む場所がなくなってしまいます。一般的に３ヶ月以上滞納すると、明け渡し訴訟を起こされることとなります。

家賃を滞納してしまうと、早い場合３ヶ月で強制退去させられる可能性があることがわかりましたね。
では明け渡し請求、強制退去までの一般的な流れをまとめてみましょう。

1.電話やメールでの支払い請求がくる

2.連帯保証人へ連絡がいく

3.内容証明郵便で督促状が届く

4.賃貸契約を解除される

5.明け渡し請求をされ、裁判となる

6.強制執行により退去させられる

ただし、明け渡し請求の裁判が認められるのは「３ヶ月以上の滞納状態」が必要となりますので、支払いが少し遅れただけではすぐに裁判、退去とはなりません。さらに裁判で明け渡しが認められるまでは、貸主が無断で鍵を交換されたり、部屋に入れなくする行為を行うことは出来ません。

しかし督促にかかる郵送代など、実費や一定金額を借主側に請求する場合があります。滞納し続けると支払うべき家賃以外にも色々と払わなければならないものが増えてしまいますので、できるだけ早めに支払った方が良いでしょう。

ではどうしても家賃が支払えない時はどう対処すれば良いのでしょうか？

・大家さんや管理会社に連絡をする
もし家賃を支払えそうにない、遅れてしまいそうなどという場合は、まずは大家さんや管理会社に相談をしてみましょう。滞納してしまう理由やいつまでならば支払えるなど、きちんと支払う意思があることを示すことで何かしら対処してもらえる場合があるかもしれません。もし可能であるならば、分割払いができるかなど相談してみることも良いでしょう。

・連帯保証人に相談をする
滞納を続けるといずれ連帯保証人の方へも連絡がいくこととなります。そうなる前に、連帯保証人の方に滞納しそうな旨を伝え、立て替えてもらうなどの援助を求めてみましょう。その際はきちんといつまでに支払えるのかなどきちんと説明することを忘れないようにしましょう。

・親や親族へ相談をする
連帯保証人が親でない場合は親や親族に資金援助をお願いしてみましょう。親には頼りたくないと思う方もいるかもしれませんが、家賃滞納は色々な方に迷惑をかけてしまうということを考えてみましょう。