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では害虫はどんな部屋に侵入してくるのでしょうか？害虫の出やすい、害虫の好むような部屋をまとめてみました。

・階数の低い部屋
害虫は基本的には地面の近くにいます。アパートなどの1階の部屋の方が侵入してくる可能性は上がります。

・1階部分が飲食店やコンビニなど
物件の下に飲食店やコンビニ、スーパーなど食品を扱うお店がある場合は、どんなにお店が清潔にしていてもエサとなる食品が豊富にあるため害虫が寄ってきてしまいます。

・築年数が高い
築年数が高い物件はやはり建物が劣化しているため壁のヒビや隙間などから侵入してくる可能性が高くなります。また古くなった配管などから侵入されてしまうことも考えられます。

・木造の物件
木造は雨などが降ると湿気を吸いダニが発生しやすくなります。一部の害虫はそんなダニを餌として集まってきてしまいます。また鉄筋の建物に比べると隙間も多く、害虫が侵入しやすくなります。

・通気性が悪い
害虫は湿気の多いところを好みます。

・隣人の部屋やベランダが汚い
自分の部屋がいくら綺麗でも、隣や上下階の人の部屋が汚ければ害虫が集まってきてしまいます。特にベランダにゴミを置きっぱなしにしてあると害虫が寄ってくるでしょう。

・公園や森などが近くにある
土や枯葉などは害虫のすみかとなってしまいます。近くに公園や森などがある場合は気をつけましょう。

害虫の出やすい部屋がわかったところで、どんな部屋を選ぶと良いのかまとめてみました。

・なるべく上階の部屋
害虫は地面から近い部屋に出やすいため、なるべく上の階の部屋の選びましょう。エレベーターや電柱、外壁をのぼってくることがあるため、全く出ないとは言い切れませんが、1階のように地面に近い物件に比べると侵入されるリスクは低くなるでしょう。

・下に飲食店などがない部屋
害虫のエサとなるゴミの出るところ、特に飲食店やコンビニなどは食品ゴミがでますので、害虫の発生率は上がります。物件の下にお店があるととても便利ですが、害虫に侵入されたくなければ、飲食店やコンビニなどからある程度距離のある物件を選びましょう。

・風通しの良い部屋
害虫は暗くてジメジメした湿気の多い場所を好みます。南向きで明るく、風通しの良い物件を選びましょう。

・隣人の部屋が汚くない部屋
内見の際に隣近所のベランダや玄関周りを確認しましょう。もしベランダにゴミなどをそのまま放置している部屋は害虫が寄ってきてしまいます。また、ずっと隣や上下階の部屋が空き家の場合も気をつけましょう。敵である人間がいないため、空き部屋は害虫が繁殖する可能性があります。

・鉄筋コンクリートの部屋
木造は鉄筋コンクリート造の建物よりも隙間が多く害虫が侵入しやすくなってしまいます。害虫の侵入を防ぎたいのなら気密性の高い鉄筋コンクリートが良いでしょう。

害虫が出ないように物件選びをしても、日々の生活で害虫の侵入リスクを高めてしまうこともあります。ですので、自分でも出来る害虫の侵入を防ぐための対策をご紹介させていただきます。

・清潔な状態にする
害虫にとっての餌である生ごみやホコリなどをそのままにせず、きちんと掃除をしたり、食べ残しや生ごみは蓋付きのゴミ箱にその都度捨てるなどして、清潔な部屋を心がけましょう。ベランダや玄関周りに枯葉などが溜まっていた場合もきちんと掃除をしましょう。

・侵入口をふさぐ
害虫は隙間から部屋に侵入してきます。壁や窓はもちろんきちんと閉めておきましょう。もしドアなどに隙間がある場合は隙間テープなどを貼るといいでしょう。また、エアコンの室外機のホースからも侵入してくることがありますので、ホースの口にネットを付けたり、最近では100円ショップでエアコンホースに取り付け虫の侵入を防ぐキャップなどが売られているので、それらを利用すると良いでしょう。

・駆除剤やハーブなどを置く
侵入してきそうな場所に市販の駆除剤や害虫の嫌うハーブなどを置くこともおすすめです。ハッカなどは害虫の嫌いな匂いと言われています。しかしペットや昆虫を飼っている方は殺虫効果のあるものは気をつけて使用してください。

・段ボールなどはすぐに処分する
まず引っ越しをする際は新品の段ボールを使用しましょう。スーパーなどの使用済みの段ボールを使用した場合、もしかしたら害虫の卵などがついている可能性もあります。事前に引っ越し業者の方に依頼すると段ボールを持ってきてくれると思います。そして引っ越しが終わった後はすぐに段ボールを業者に返却するか処分するかしましょう。