賃貸住宅のハト被害を防ぐには?対応策と管理会社への相談ポイント

目次
1.賃貸物件で起こる鳩の被害ってどんなもの?
2.鳩の被害を防ぐ方法は?
3.鳩の被害にあった場合の相談ポイント

春から夏にかけて、都市部や住宅街でよく見かける鳩。のどかに見えるその姿とは裏腹に、ベランダや屋上で被害に悩まされている賃貸住宅の住人も少なくありません。放っておくと深刻な問題に発展することもあるハトの被害。今回は、賃貸物件でのハト被害の実態とその防止策、さらには管理会社に相談する際のポイントについて詳しく解説します。

1.賃貸物件で起こる鳩の被害ってどんなもの?

■ フンによる衛生被害
最も代表的なのがハトのフン害です。ベランダや手すり、エアコンの室外機の上などに大量のフンがたまり、不衛生で悪臭を放ちます。乾燥したフンは粉末状になって空中を舞い、吸い込むと健康被害を引き起こすこともあります。

特に注意すべきは、ハトのフンに含まれる病原菌です。オウム病(クラミジア感染症)、クリプトコッカス症、サルモネラ菌など、人間にも感染する可能性のある細菌が含まれている場合があり、免疫力の低い人や子ども、高齢者がいる家庭では深刻な問題です。

■ 巣作りによる被害
ハトは同じ場所に何度も戻る習性があり、ベランダの隅や室外機の裏など、人目につきにくい場所に巣を作ることがあります。一度巣作りが始まると、頻繁に鳴き声や羽ばたき音が聞こえるようになり、安眠を妨げられるケースも。

また、巣材として持ち込まれた枝やビニールなどが詰まり、排水溝が機能しなくなるなどの二次被害も報告されています。

2.鳩の被害を防ぐ方法は?

【1】光や動くもの(視覚的な忌避)
○ キラキラ光るもの
・防鳥テープ(銀色の反射テープ)
・CDやアルミホイル

光を反射してチカチカと輝くものは、ハトにとって警戒すべきものと認識されます。風に揺れて動くことでさらに効果が高まります。

○ フクロウやカラスの模型
ハトにとって天敵である猛禽類(フクロウ・タカなど)の置物も有効。ただし、動かないと慣れてしまうため、首が回るタイプや動くタイプのほうが効果的です。

【2】におい(嗅覚的な忌避)
ハトの嗅覚はそれほど鋭くありませんが、一部のにおいには警戒する傾向があります。

○ ハッカ油・ミントの香り
天然成分なので人にもやさしく、スプレーでベランダなどに定期的に散布すると、ハトの接近を防ぐ効果が期待できます。

○ 酢・クレゾール臭(防除薬品)
一部の忌避剤には強い臭いが含まれており、ハトを遠ざける効果があります。ただし、においが人にも不快である場合があるため注意が必要です。

【3】足場の悪い場所(触覚的な忌避)
○ トゲトゲマット・防鳥スパイク
ハトは「とまりやすい・休みやすい場所」を好みます。手すりや室外機の上などにスパイクを設置することで、「ここは危ない」と思わせて近づかせなくします。

○ 不安定な足場(ネットや揺れる素材)
ベランダに防鳥ネットを設置するほか、吊り下げた風船やモビールも効果的です。足場が不安定な場所には巣を作らなくなります。

【注意】「音」は効果が一時的なことが多い
超音波機器や爆音系の防鳥器もありますが、ハトは慣れやすく、効果が続かないことがあります。また、近隣トラブルの原因にもなりやすいため、慎重に使用する必要があります。

そして、鳩が近寄らないために次のことも心がけましょう。

■ ベランダを清潔に保つ
ハトは「安心して巣作りできる場所」を探しています。ベランダにダンボールや植木鉢、洗濯物干しを長期間放置していると、ハトが住み着くリスクが高まります。不要なものは撤去し、こまめな掃除で清潔を保つことが予防につながります。

■ 餌付けをしない
近所でハトに餌を与えている人がいる場合、その影響でハトが物件周辺に集まりやすくなります。餌付けを見かけたら、トラブルにならないよう配慮しつつ、管理会社や自治体に相談することをおすすめします。

3.鳩の被害にあった場合の相談ポイント

ハトの被害が発生してしまった場合、まず取るべき行動は「管理会社または大家さんへの相談」です。以下のポイントを押さえて相談しましょう。

■ 被害状況を記録・報告する
言葉だけで伝えるのではなく、写真や動画でフンの量や巣の有無などを記録し、いつどのような状況かを具体的に伝えることが大切です。日時や場所を明記することで、対応がスムーズになります。

■ 原因と希望する対応策を明確にする
「○○号室のベランダに巣ができており、衛生面が心配なので撤去と消毒をお願いしたい」といったように、具体的な被害と要望を明確に伝えるとよいでしょう。

■ 契約書を確認する
物件によっては、ベランダや共用部分の管理責任について契約書に記載されていることがあります。どこまでが入居者の責任で、どこからが管理会社の責任かを事前に確認しておくと、トラブルを回避しやすくなります。

■ 相談に応じてもらえない場合は?
もし管理会社が対応してくれない、または対応が遅い場合は、自治体の生活環境課や消費生活センターに相談することも検討しましょう。動物愛護法によりハトの駆除は慎重に行う必要があるため、専門業者の介入が必要なケースもあります。

いかがでしたか?ハトの被害は、一度発生すると自力では解決しづらく、生活の質に大きな影響を及ぼします。ベランダの清掃や防鳥グッズでの対策を日常的に行いつつ、異変を感じたら早めに管理会社へ相談することが何よりも重要です。ハトは一度気に入った場所をなかなか離れない習性があるため、「まだ大丈夫」と放置せず、早期発見・早期対応を心がけましょう。安心・快適な賃貸ライフを守るために、ぜひ参考にしてみてください。

不安や、わからないことなどありましたら、お気軽にトーマスリビングにご相談ください。

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